北九州には北九州工業地帯があり、京浜、阪神、中京工
北九州には北九州工業地帯があり、京浜、阪神、中京工業地帯と並んで日本の四大工業地帯の一つである。北九州工業地帯とは、普通、九州北部の企救半島から洞海湾沿岸に続いている、門司?小倉?八幡?戸畑?若松の5市が合併した北九州市の地域をいう。しかし、北九州市を中心として、これを取巻く福岡?佐賀?長崎?大分?山口などの工業地区を含める場合もある。北九州市は日本の工業地域の西の中心地であり、いろいろな工業の素材になる鉄鋼と化学製品を主に生産している。この工業地帯では鉄鋼や化学製品を主に生産している点や能率の高い大工場の多いことが特色である。このように、北九州工業地帯の工業の種類は6割近くが重化学工業部門に集中している。そのほか、金属、食料、セメント、ガラス工場が多い。また、久留米のゴム工業、大牟田の石油化学工業、長崎の造船業が栄えている。佐賀西部では古くから有田焼が有名である。しかし、現在は燃料や原料として石油や天然ガスがほとんど外国から輸入している。また、工業用水や用地の不足、公害の増加などの問題も現れてきた。このため、近年は京浜?阪神?中京の三大工業地帯や瀬戸内?東海などの新しい工業地域に比べて、工業生産が伸び悩み、日本全国に占める地位も年々低下している。
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